近代哲学の父とも言えるカントの入門書。人と思想シリーズということで人間カントの生涯と彼の思想のエッセンスが書かれています。
「殺風景なかれの書斎を飾った唯一のものは、ルソーの肖像画であった。」
思想家の人間性も知ることができるのがこの本の魅力だと思います。
後半の思想部分はカントの代表的な著書、「純粋理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」を中心に解説されています。
カントに興味ある人、近代哲学を勉強しようと思っている方、人間とは何であるかという素朴な疑問を持っている方、オススメです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学・思想
- 感想投稿日 : 2007年9月17日
- 読了日 : 2012年6月4日
- 本棚登録日 : 2007年9月17日
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