キャッツキルの鷲 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-12 スペンサー・シリーズ)

  • 早川書房 (1992年12月1日発売)
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作品中にも揶揄的な台詞として出てくるけれど、世が世なら「塔の中の捕らわれの美女」を王子か騎士が救い出す、そんなお話です。強くて優しい、ただ愛のために闘うスペンサーが素敵でした。シリーズ既出作品の登場人物も何人か登場し、スペンサーとホークに助力し華を添える、さしずめシリーズ映画のスペシャル版のような、特別編のような、そんな面白さもありました。ジャンルは探偵物ですが、やっぱりスペンサーシリーズは愛と友情の人間ドラマだなと改めて思わせてくれた作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年9月20日
読了日 : 2011年9月20日
本棚登録日 : 2011年8月26日

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