スポーツアナウンサー――実況の真髄 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315704

作品紹介・あらすじ

いまも語り継がれる、あの試合、この試合。サッカー中継のパイオニアとして、ファンの胸に忘れがたい言葉を刻みこんだアナウンサーが語る、スポーツ実況論。躍動するプレーのリズムと濃度を感じながら、言葉とアクションを融合してゆく。練達の士が真髄を伝える。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  スポーツ実況と中継放送
    第2章  スポーツ実況のなりたち
    第3章  実況席から見るスポーツ
    第4章  実況放送のバックグラウンド
    第5章  サッカー実況のしくみ
    終章   実況中継のツボ

    <内容>
    NHKのスポーツ系の元アナウンサーによる、スポーツアナウンスの仕組みと大変さを伝えたもの。ただ常識の範囲であり、想定外のことは書かれていない。大変なことだけがわかった。でも想像できることであった。

  • スポーツ中継を見るのが好きな人にはとてもお勧めの一冊です。
    山本氏はNHKで大活躍されたアナウンサーです。
    その山本氏はスポーツ実況について事細かく書かれています。
    実はワタクシ、20歳代の頃は筋金入りのスポーツオタクでした。
    その頃に読めば、本当に面白かったと思います。
    しかし今は家にテレビがありません。
    そのためスポーツ中継は一切、見ていません。
    というかテレビが無いので見れません。
    なので今の私には役に立たない本でした。

  • スポーツ実況の現場がどんな感じなのか、アナウンサーは何を考え、何を気にかけながら喋っているか、について語られた本。
    中継というものが始まったときから現代まで、技術や道具の進化とともに実況の現場も変わっている。ナマの映像しかなかったときから、過去の映像やデータの山など、資料がたくさん割り込んでくる現代。それぞれに、いいところと悪いところがある。
    スポーツによって違ってくる、実況のリズムの話も面白かった。試合後のインタビューの心得なんかも。
    全体としては少しクドい。同じような表現が何度も出てきて、あまり頭に入ってこない部分も・・・。もうすこし、図解とかがあるとより良かったかも。

  • 力作。
    スポーツアナウンサーが書いた、実況を中心とした新書。
    ラジオからテレビ、カラー、ハイビジョンと変わる中で、アナウンサーの仕事も変わってきた。これからも、変わっていくことだろう。

  • 最後まで読めず。

  • 2015年12月新着

  • 大好きなアナウンサです。
    山本さんの実況でサッカーみてそだった世代ですので。プロフェッショナルぶりに敬服します。

    自分の仕事を極めたいものです。

  • 放送現場の様子や、試合状況に合わせてのテンションの付け方など、プロのアナウンサーならではの話で興味深くはあったが、もう少し具体的な体験談を増やした方がより読みやすかったし、それは著者のキャリアなら出来たはず。そこが少し惜しい。

    個人的に成程だったのは、野球中継で「第一球を、投げました」と言うくだり。確かに普段ラジオで聴く実況も「第一球を、」でほんの少し切ってる。数字の部分もややインパクトを強めにして。これなら言葉のテンポと投球動作がリンクして臨場感があるし、状況も分かり易い。神は細部に宿る、ではないけど、野球ほど実況の歴史が長いと、こんな洗練された細やかな技術が、視聴者とグラウンドをより近づけてるんだなと気付かされた。

  • 『実況の真髄』という副題に違わぬ内容で、アナウンサーも非常に難しい職業なのだなあと感じた。

    どの職業もそうなのだろうけれど、才能だけではだめだし、準備というものが非常に大切だし、かつ臨機応変に対応できないといけない。

    難しい世の中になってきたなあと思う。楽な仕事はない。そうなると、もう好きなことを選ぶのがよいのだろうと。

    学生はこういう本をいろいろ読んで、働く自分を想像してみるのがよいと思う。

  • 実況中継のような文章でサクサクと読めた。
    ありきたりの質問しかしない、どこかの芸能リポーターこそ読んでみたらどうだろう。

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著者プロフィール

上智大学文学部英文科教授、英国フットボール史専攻

「2004年 『サッカー文化の構図 熱狂の文化装置論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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