- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004315704
作品紹介・あらすじ
いまも語り継がれる、あの試合、この試合。サッカー中継のパイオニアとして、ファンの胸に忘れがたい言葉を刻みこんだアナウンサーが語る、スポーツ実況論。躍動するプレーのリズムと濃度を感じながら、言葉とアクションを融合してゆく。練達の士が真髄を伝える。
感想・レビュー・書評
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スポーツ中継を見るのが好きな人にはとてもお勧めの一冊です。
山本氏はNHKで大活躍されたアナウンサーです。
その山本氏はスポーツ実況について事細かく書かれています。
実はワタクシ、20歳代の頃は筋金入りのスポーツオタクでした。
その頃に読めば、本当に面白かったと思います。
しかし今は家にテレビがありません。
そのためスポーツ中継は一切、見ていません。
というかテレビが無いので見れません。
なので今の私には役に立たない本でした。 -
スポーツ実況の現場がどんな感じなのか、アナウンサーは何を考え、何を気にかけながら喋っているか、について語られた本。
中継というものが始まったときから現代まで、技術や道具の進化とともに実況の現場も変わっている。ナマの映像しかなかったときから、過去の映像やデータの山など、資料がたくさん割り込んでくる現代。それぞれに、いいところと悪いところがある。
スポーツによって違ってくる、実況のリズムの話も面白かった。試合後のインタビューの心得なんかも。
全体としては少しクドい。同じような表現が何度も出てきて、あまり頭に入ってこない部分も・・・。もうすこし、図解とかがあるとより良かったかも。 -
力作。
スポーツアナウンサーが書いた、実況を中心とした新書。
ラジオからテレビ、カラー、ハイビジョンと変わる中で、アナウンサーの仕事も変わってきた。これからも、変わっていくことだろう。 -
最後まで読めず。
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2015年12月新着
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大好きなアナウンサです。
山本さんの実況でサッカーみてそだった世代ですので。プロフェッショナルぶりに敬服します。
自分の仕事を極めたいものです。 -
放送現場の様子や、試合状況に合わせてのテンションの付け方など、プロのアナウンサーならではの話で興味深くはあったが、もう少し具体的な体験談を増やした方がより読みやすかったし、それは著者のキャリアなら出来たはず。そこが少し惜しい。
個人的に成程だったのは、野球中継で「第一球を、投げました」と言うくだり。確かに普段ラジオで聴く実況も「第一球を、」でほんの少し切ってる。数字の部分もややインパクトを強めにして。これなら言葉のテンポと投球動作がリンクして臨場感があるし、状況も分かり易い。神は細部に宿る、ではないけど、野球ほど実況の歴史が長いと、こんな洗練された細やかな技術が、視聴者とグラウンドをより近づけてるんだなと気付かされた。 -
『実況の真髄』という副題に違わぬ内容で、アナウンサーも非常に難しい職業なのだなあと感じた。
どの職業もそうなのだろうけれど、才能だけではだめだし、準備というものが非常に大切だし、かつ臨機応変に対応できないといけない。
難しい世の中になってきたなあと思う。楽な仕事はない。そうなると、もう好きなことを選ぶのがよいのだろうと。
学生はこういう本をいろいろ読んで、働く自分を想像してみるのがよいと思う。 -
実況中継のような文章でサクサクと読めた。
ありきたりの質問しかしない、どこかの芸能リポーターこそ読んでみたらどうだろう。