「私の描くのは人間の心の象徴としての風景であり、風景自体が人間の心を語っている」。と語る、国民的画家の代表作を集めた一冊。日本の風景を描いた1970年代までの前期の作品から134点を収録しており、可能な限り著者のその作品に即した言葉が引用されている。
「いままで、なんと多くの旅をしてきたことだろう。そして、これからも、ずっと続けるだろう」。生涯旅人であった著者の描き出す風景は、どれも深い精神性を湛える。日本とは、こんなにも美しかったのかと嘆息。
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- 感想投稿日 : 2015年1月30日
- 読了日 : 2015年1月30日
- 本棚登録日 : 2014年10月18日
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