上巻でかなりヒートアップしてしまい、子どもに当たったりしたのを反省。ビブリアを挟んでクールダウン、したはずなんだけど、読み出したら加速して熱くなってしまった。
赤松さんの窮地は中々好転せずヤキモキ。
それでも踏ん張る赤松さん。自力で、自分の足で真相に近づいていく。
拓郎くんの男気、はるな銀行の誠実、某運送屋技術屋の意地、PTAの仲間。
赤松さんを後押しする人たちに胸が熱くなる。
45.319.そして369頁。
とにかく今までの悶々がスカッとする。私もなだらかな海面がぐんとせり上がってきた。
最後は驕りと慢心に足をすくわれたような気がしなくもないけれど。
とにかく、赤松さんの不器用なまでの潔さが清々しい。
PTAのことだっていくらでも根廻しが出来ただろう。
「俺はとことん愚直でいく」
馬鹿にする人も多いだろうけれど、ラストの爽快感はそれだからこそ。
御天道様はいつだってみてる。
「将来を思い描くのは、それがなんであれ、またどんな時であれ、素敵だ。」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2014年2月27日
- 読了日 : 2014年2月27日
- 本棚登録日 : 2014年2月26日
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