人前で食事のできない灯(とも)
料理が苦手で新婚生活が憂鬱な沙代
階下の住人の騒音からストレスで味覚がなくなった希穗
フラワースクールで女性講師たちに振り回される和己
泥酔で客に粗相をした罰にキッチンで働かされるスミレ
アルバイト先の常連の社長令嬢に料理を食べてほしいと依頼される、売れない役者のミトケン
行き詰まり、焦り、怒り、不安定な主人公たちが、最後には前向きになっていく。
美味しい料理、お菓子の力はもちろん大きいのだけど、料理をするっていう行為の癒しってあるなあ。
どの話もちょっとミステリアスで、展開が気になりあっという間に読んでしまった。
さりげなく登場するマスターがいい感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2017年4月9日
- 読了日 : 2017年4月9日
- 本棚登録日 : 2017年3月16日
みんなの感想をみる