神やぶれたまはず - 昭和二十年八月十五日正午

  • 中央公論新社 (2013年7月9日発売)
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感想 : 7
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あれは一昨年の夏。産経紙上の「正論」に於いても昭和二十年八月十五日の「あの一瞬」について、著者の意見を拝読してゐました。
その時、なるほど。然り。と漠然ではありながらも、ボクなりに何かしらん物足りなさといふか、何かがひつかゝつたままでゐましたが、この本を読了し、その「何か」が一体なんであつたのか。歴史年表の単なる事象の羅列ではなく、目に見えぬ「精神史」を以て解するやうになりました。

尚、ボクはクリスチャンゆゑに、己にとつての神は「God」であり、この本のなかといふか、日本にあつての「神」とは全く違ふと認識してゐます。
その上で、表題である「神やぶれたまはず」は、日本を愛す国民のひとりとして、御意に読ませていたゞきました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 道徳
感想投稿日 : 2014年2月25日
読了日 : 2014年2月25日
本棚登録日 : 2013年12月11日

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