序文より
『詩人が自分のチャンス試す種類の詩がある。
他の場合、彼はチャンスを延長しているに過ぎない。
これは霊媒の口から細胞原形質が流れ出すように
詩人の手先から流れ出す。
詩人は片目で眠りながら降下を官制する。
深石の石像、曼荼羅華はこうして生れる。
まま醜悪だったりするこの種の詩を集めたり、
カットしたり、補強したりする仕事は、
とかく徒労に終わりやすい。
理由は読者というものが再認識を愛するからであり、
新しい認識は読者を疲労させるからである、
読者が或る詩の新味を玩味してくれる場合は極めて稀だ。』
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2010年10月22日
- 読了日 : 2010年10月22日
- 本棚登録日 : 2010年10月22日
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