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レビュー by siiさん
自閉症の治療が可能になった近未来。幼児期に行えば完全に、青年期であれば軽度(アスペルガーに近い)に抑えられる。
主人公ルゥは軽度の自閉症ながら、その特徴である高度なパターン認識能力を活かした適職に就いている。そこへ、青年でも自閉症を完全治療できる新たな治療法のニュースが入り、勤める会社から被験者になるよう命じられる。
ルゥは葛藤する。「健常者」になりたい。しかし、そうすればアイデンティティを失ってしまうのでは……。自閉症者でも、好きな仕事、趣味、異性と充実した日々を送ることはできる。「健常者」になるのは、それほど望ましいことなのか……。治療をめぐる、周囲との交流や衝突を経て、ルゥの下した決断とは……。
21世紀版『アルジャーノンの花束』。
『「暗闇は光がないところのものです……光がまだそこに来ていませんから。暗闇はもっと速いのかもしれない――いつも光より先にあるから」』
登録日 : 2010年01月15日 05:26:32


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