2010年から2012年の3年間で発表された中から選ばれたミステリー短編集。なんせ15人分あるからどっしりお得。
「呪いの特売」(赤川次郎)
呪いのわら人形がスーパーのタイムサービスで売られている、というネタが全てな気はする。「羨ましかったんだ」ってなんだその取ってつけたような理由…。
「黒い密室―続・薔薇荘殺人事件」(芦部拓)
これはあらかじめ主要キャラを知ってなきゃいかんタイプだと思う。
「四分間では短すぎる」(有栖川有栖)
有栖川さんは昔挫折したような気がしてたんだけど、面白かった!和気藹々な推理ゲーム。
「梟のシエスタ」(伊与原新)
まあ面白かったけど、探偵キャラがすごく厳しいなあ。もっとよく知ってからじゃないと、ちょっととっつきづらいです。
「君の歌」(大崎梢)
最初、ものすごくそわそわしてしまった。卒業式の帰り、それまで縁もなかったのに打ち上げ会を放って「話がしたかった」とか言ってついてくるんだもんな…。普通に面白かったです。
「思い違い」(恩田陸)
えっ、面白い。『私と踊って』所収か…読もう。
「カミソリ狐」(大門剛)
キャラがいいなあ。本になったら読もう。
「美弥谷団地の逃亡者」(辻村深月)
既読。
「呻き淵」(鳥飼否宇)
入りは楽しく、最後は不気味。これまで読んだこの著者のは大体そうだった気もする。
「対の住処」(西澤保彦)
やはり西澤さんらしく、動機が独特の生々しさ。この人の本もある種、入りは楽しく…の感じがする。最後も楽しく終わってくれてるのが好きだけど。
「シレネッタの丘」(初野晴)
面白かった。探偵役がなんかよくわからんけど、この真相は嫌いじゃない。
「烏賊神家の一族の殺人」(東川篤哉)
しっとりした後にものすごい軽いの来ました。
「クリスマスミステリ」(東野圭吾)
可愛らしいタイトルに似合わず中身はドロドロであった。しかし主人公色々迂闊すぎないか…。
「おみくじと紙切れ」(麻耶雄嵩)
問題編と解決編があるってのはミステリらしいなあ。
「913」(米澤穂信)
これ読んだことある気がするけど気のせいかな。
数字はわかったけど、なるほど著者もか。
「四分間~」「君の歌」「シレネッタ~」が好き。
「カミソリ狐」「913」はキャラが(も?)好き。
- 感想投稿日 : 2014年3月25日
- 読了日 : 2014年3月24日
- 本棚登録日 : 2014年3月24日
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