読書状況 読みたい
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読書状況 いま読んでる
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読書状況 いま読んでる

聖書のエピソードが立体的に見えてきます。それはたぶん、著者の文才に負うところが大きくて、信じる者も信じない者も、詳しい者も詳しくない者も、違和感なく読め、すとんと理解できる、置かれた状況やなどの説明的な部分も適度で的確で、一章の長さもちょうどいいのです。わたしには、非常に納得できる本でした。新しい気づきもたくさんありました。

2022年4月22日

読書状況 読み終わった [2022年4月22日]

鎌倉草創期、頼朝から義時までの、東国の独立と基盤づくりに伴う駆け引きや血の応酬、読んでいると古今東西、時代の変わり目に繰り返される一つの雛型のように思えました。文中で著者みずから何度も言及されているとおり、(細かな史書の読み込みを踏まえてはいるものの、)学者としてではなく小説家としての想像的視点で書かれていることや、40年以上前の著作であることは踏まえておかなければならないかもしれません。それでも、とにかく面白い。事実がどうだったかなんて所詮後世の人間には推測することしかできないとすれば、永井路子さん流の鎌倉はすごく面白いです。小説よりも面白いかも。

2022年2月11日

読書状況 読み終わった [2022年2月11日]

全成、梶原景時、阿波局、北条義時の四人を取り上げて、それぞれの視点から一つの歴史を描く短編集です。大河ドラマ「草燃える」の総集編を見た直後だったのでスッと読めました。鎌倉草創期に対する著者一流の理解をいいとこ取りで楽しめます。がっつり読みたいなら「つわものの賦」!

2022年2月11日

読書状況 読み終わった [2022年2月11日]
読書状況 読み終わった [2021年8月6日]

著者の祖母、父、そして自身をモデルにした連作ですが、それぞれ全く趣の違う物語です。「湯葉」は明治の商家の妻の生き様を、「隅田川」は大正から昭和初期の浅草の伊達男を描いています(この父親が自分で図案も描く高級呉服商ということで、本筋には関わりありませんが、着物好きとしては楽しかったです)。「丸の内8号館」は続編に「華燭」と「今生」という二作があり、合わせて読むと、昭和初期から戦時中のいわゆる青春がどんなものだったかが窺えます。

2021年8月6日

読書状況 読み終わった [2021年8月6日]

キリスト教をある程度勉強して、自分なりの考えを固めた上で読むべきものかと思います。その方がおそらくずっと面白いです。生半可な信仰ではグラッグラになります。怒りや失望も芽生えるでしょう。逆にキリスト教を知識として知るためとか、ただ批判の根拠として読むというのも違う気がします。これでとりあえず目からウロコをキレイさっぱり落として、ニュートラルな気持でもう一度より深く聖書を読んでみよう、と思っています。

2020年9月4日

読書状況 いま読んでる
読書状況 いま読んでる

成城大学でのシンポジウムのまとめ書籍です。いろいろな素材で作られた聖像の話、フィリピンにおける聖像の"着せ替え"の話など、新しい眼を開かれ面白かったです。キリスト教が世界じゅうで様々な形で信仰されていることを再認識しました。

2020年8月3日

読書状況 読み終わった [2020年8月1日]
読書状況 読み終わった [2020年7月31日]
読書状況 読み終わった [2018年7月31日]

個人的には、ナルニア国の中ではいまひとつ、グッと来ません。カスピアンと合流するまでのくだりが地味で長いからかな。でもこの本でいちばんの見どころはそこでもあって、先の見えないつらい道のりを行く時、目に見えない存在をいかに信じるか、信じられるか、が主人公たちに問われているように思います。

2020年3月4日

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