- NHK出版 学びのきほん キリスト教の核心をよむ (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)
- 山本芳久
- NHK出版 / 2021年9月27日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- マタイ福音書を読もう2 正義と平和の口づけ
- 松本敏之
- 日本キリスト教団出版局 / 2014年6月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- ヨハネ福音書を読もう 上 対立を超えて
- 松本敏之
- 日本キリスト教団出版局 / 2021年12月15日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
聖書のエピソードが立体的に見えてきます。それはたぶん、著者の文才に負うところが大きくて、信じる者も信じない者も、詳しい者も詳しくない者も、違和感なく読め、すとんと理解できる、置かれた状況やなどの説明的な部分も適度で的確で、一章の長さもちょうどいいのです。わたしには、非常に納得できる本でした。新しい気づきもたくさんありました。
2022年4月22日
- 別冊NHKこころの時代 宗教・人生 すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話 (NHKシリーズ 別冊NHKこころの時代宗教・人生)
- 若松英輔
- NHK出版 / 2021年10月13日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- つわものの賦 (文春学藝ライブラリー 歴史 42)
- 永井路子
- 文藝春秋 / 2021年9月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
鎌倉草創期、頼朝から義時までの、東国の独立と基盤づくりに伴う駆け引きや血の応酬、読んでいると古今東西、時代の変わり目に繰り返される一つの雛型のように思えました。文中で著者みずから何度も言及されているとおり、(細かな史書の読み込みを踏まえてはいるものの、)学者としてではなく小説家としての想像的視点で書かれていることや、40年以上前の著作であることは踏まえておかなければならないかもしれません。それでも、とにかく面白い。事実がどうだったかなんて所詮後世の人間には推測することしかできないとすれば、永井路子さん流の鎌倉はすごく面白いです。小説よりも面白いかも。
2022年2月11日
- 新装版 炎環 (文春文庫) (文春文庫 な 2-50)
- 永井路子
- 文藝春秋 / 2012年6月8日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
全成、梶原景時、阿波局、北条義時の四人を取り上げて、それぞれの視点から一つの歴史を描く短編集です。大河ドラマ「草燃える」の総集編を見た直後だったのでスッと読めました。鎌倉草創期に対する著者一流の理解をいいとこ取りで楽しめます。がっつり読みたいなら「つわものの賦」!
2022年2月11日
- 洲崎パラダイス (集英社文庫)
- 芝木好子
- 集英社 / 1994年9月20日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- 湯葉,隅田川,丸の内八号館 (講談社文庫 し 20-2)
- 芝木好子
- 講談社 / 1987年5月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
著者の祖母、父、そして自身をモデルにした連作ですが、それぞれ全く趣の違う物語です。「湯葉」は明治の商家の妻の生き様を、「隅田川」は大正から昭和初期の浅草の伊達男を描いています(この父親が自分で図案も描く高級呉服商ということで、本筋には関わりありませんが、着物好きとしては楽しかったです)。「丸の内8号館」は続編に「華燭」と「今生」という二作があり、合わせて読むと、昭和初期から戦時中のいわゆる青春がどんなものだったかが窺えます。
2021年8月6日
- イエスという男 第二版 増補改訂
- 田川建三
- 作品社 / 2004年6月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
キリスト教をある程度勉強して、自分なりの考えを固めた上で読むべきものかと思います。その方がおそらくずっと面白いです。生半可な信仰ではグラッグラになります。怒りや失望も芽生えるでしょう。逆にキリスト教を知識として知るためとか、ただ批判の根拠として読むというのも違う気がします。これでとりあえず目からウロコをキレイさっぱり落として、ニュートラルな気持でもう一度より深く聖書を読んでみよう、と思っています。
2020年9月4日
- 和英対照新約聖書 (新共同訳/NIV)
- 日本聖書協会
- 日本聖書協会 / 2004年7月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- 〈祈ること〉と〈見ること〉: キリスト教の聖像をめぐる文化人類学と美術史の対話
- 喜多崎親
- 三元社 / 2018年10月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
成城大学でのシンポジウムのまとめ書籍です。いろいろな素材で作られた聖像の話、フィリピンにおける聖像の"着せ替え"の話など、新しい眼を開かれ面白かったです。キリスト教が世界じゅうで様々な形で信仰されていることを再認識しました。
2020年8月3日
- 真実のイエス: 伝説の謎にせまる
- イアン・ウィルソン
- 紀伊國屋書店 / 1997年6月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- はじめて読む聖書 (新潮新書 582)
- 田川建三ほか
- 新潮社 / 2014年8月11日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- 聖書辞典―新共同訳聖書
- 新教出版社
- 新教出版社 / 2001年5月1日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- 神学部とは何か (シリーズ神学への船出)
- 佐藤優
- 新教出版社 / 2009年6月10日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
- カスピアン王子のつのぶえ―ナルニア国ものがたり〈2〉 (岩波少年文庫)
- C.S.ルイス
- 岩波書店 / 2000年6月16日発売
- Amazon.co.jp / 本
- 購入する
個人的には、ナルニア国の中ではいまひとつ、グッと来ません。カスピアンと合流するまでのくだりが地味で長いからかな。でもこの本でいちばんの見どころはそこでもあって、先の見えないつらい道のりを行く時、目に見えない存在をいかに信じるか、信じられるか、が主人公たちに問われているように思います。
2020年3月4日
- Prince Caspian: Full Color Edition (Chronicles of Narnia, 4)
- C. S.Lewis
- HarperCollins / 2000年8月22日発売
- Amazon.co.jp / 洋書
- 購入する