自然を捉えなおす - 競争とつながりの生態学 (中公新書 2198)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年12月18日発売)
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感想 : 7

前著の「生態系ってなに?」も読みましたが、本書はさらに生態学に踏み込んだ内容だと感じました。ですので、ぼくのようなド素人にはちょっと難しいです。
生態学に興味がおありの方は、前著を読んだ方が良いと思います。

ぼくが一番面白いと思ったのは、第3章です。シジュウカラの話は前著でも見ましたが、生態系における生物たちや環境(森林など)が織りなす様々な関係、そしてそれを切り取って描き出すと言う点で、社会学ともかなり共通するのではないかと思いながら読みました。

自然とは人の手が入っていないことではなく、むしろ人間を含めた膨大な関係の連鎖(生態系)の場だということ・・・・・・著者の「人を生物群集の一員とみなすべきである(p.221)」も納得です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年4月14日
読了日 : 2013年4月14日
本棚登録日 : 2013年4月14日

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