軍事革命(RMA): 情報が戦争を変える (中公新書 1601)

著者 :
  • 中央公論新社 (2001年8月1日発売)
3.14
  • (0)
  • (5)
  • (22)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 8
3

駅前ブックオフで購入する。このブックオフは、雑誌、新書、書籍ともに、豊富です。興味深い本でした。また、読みやすい本でした。著者は、元防衛庁の研究者です。テーマは、軍事革命です。軍事革命を引き起こしたものは、情報技術の進化である。ただし、軍事革命と軍事技術革命と同じではない。軍事技術革命は、情報技術の進歩に適用したものである。軍事革命は、情報技術の進歩に適用させるだけではなく、従来の戦術を変化させたものである。戦争の目的は、「国家機能を麻痺」させ、降伏に追い込むことである。世間では、イラク戦争の勝利は、軍事革命の成果であると指摘されている。この戦術は、戦後、イラクを泥沼へと招いた。この戦略は、敵軍の兵士、兵器を殆ど破壊していない。そのため、戦後のゲリラへの兵士、武器の供給源となる。参考文献として、春原剛「同盟変貌―日米一体化の光と影」があります。この本の中で、著者が紹介されています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 処分済
感想投稿日 : 2014年8月11日
読了日 : 2014年8月11日
本棚登録日 : 2014年8月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする