同じ年に生まれて: 音楽、文学が僕らをつくった (中公文庫 お 63-1)

  • 中央公論新社 (2004年1月25日発売)
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感想 : 27

坂書房で購入して、実家で読む。読みやすい対談でした。完全に、かみ合う対談ではありませんでした。僕が興味を持ったのは、バーンスタインの予言です。交響楽は滅びると予言したそうです。そのため、現在、交響曲を作曲する人はあまりいないそうです。多くの作曲家は室内楽にシフトしているそうです。僕も、バーンスタインの予言に同感です。オーケストラは、経済的に大変です。米国の有力オーケストラは、日本と比較して、経済的に恵まれています。これは、有力オーケストラが、豊富な寄付金に支えられていることを意味します。全収入のうち、入場料収入の占める比率は、20%だそうです。その他の大部分は、民間を中心とした寄附に依存します。つまり、経済的には、ペイしていないのです。室内楽は、寄附なしで、どうにかやっています。寄附が集まらなくなると、恐竜のように、オーケストラは滅びるかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 処分済
感想投稿日 : 2012年9月19日
読了日 : 2012年9月19日
本棚登録日 : 2012年9月19日

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