盲目のピアニスト (中公文庫 A 217)

著者 :
  • 中央公論新社 (1989年1月1日発売)
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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※すみませんが最終話のトリック(?)ネタバレしてます



図書館で適当に持ってきたんですが。
昭和の作品なんですね。
25歳で「オールドミス」
30代か40代と思われる女性を「老事務員」
…今発表したらすげー叩かれそう。

書評などでは混同されているようですが
ミステリじゃなくてサスペンスですね。
推理する要素はないに等しい。
どんでん返しがあるわけでもなく淡々と終わる。
それにしてもそれならそれで、犯人は推理で導かれなくてもいいから早期に予想できてもらっちゃ困ります。
登場してすぐに「あぁこいつが犯人なんだろうな」ってのばっかり…。

最後の話なんてもう…
「密室殺人だと思ったら隠し部屋がありました」なんて
ミステリにしろサスペンスにしろナシでしょう。
居合わせた一般人が隠し扉見つけて解決、とか
現場で捜査してた警察は何やってたんだって話で。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年6月26日
読了日 : 2011年5月29日
本棚登録日 : 2011年6月26日

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