氷壁

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月20日発売)
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本棚登録 : 159
感想 : 32
3

登山家の話。
女性問題を抱える親友を山で失ってしまう主人公がその原因と思われるナイロンザイルの検証と親友への義と女性への想いも交わり、悩みつつも山へ向かっていく。
職場の支店長の視点で登山とは何かを問いている。
描かれているものは何か?
山という絶対的なモノへの畏怖、憧れ、尊厳とそれに対照的な市井の人間味であろう。

ただ小説のなかに登山家のなぜそこへ向かうかの精神世界か描かれているとは感じない、また、ザイルをめぐる展開が話し全体のバランスからは多すぎると感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月8日
読了日 : 2012年8月8日
本棚登録日 : 2012年8月8日

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