かんちがい (絵本アフリカのどうぶつたち 第 3集 草原のなかま)

著者 :
  • リブリオ出版 (2002年1月1日発売)
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本棚登録 : 96
感想 : 15
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色鉛筆で描いたような緻密な絵。
繊細な色使いが、大自然を柔らかく包みます。

主人公は、サイの親子。
お母さんは横腹に大きな傷があります。
その怪我は誰がどのようにしてつけたものなのでしょう。

原因は、ちょっとした誤解でした。
子供を守ろうとした親どうしのぶつかりあい。
でも、お母さんの傷は深く大きな傷になってしまいました。
心配してウロウロするだけの子サイ。

でも、大丈夫。
自然の中では「おたがいさま」っていう立派な仕組みがあるのです。
大自然は厳しい、と思いがちですが助け合う動物たちもいて
なんだかほっとさせられます。
人間の社会でも、そういうことってありますよね。

ちなみに、お母さんサイを助けてくれるのは「サイドリ」という小さな鳥。
とまる相手が決まっていて、危険も知らせてくれる、
サイやキリン、カバなどにとっても貴重な仲間です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ちいさいこの絵本
感想投稿日 : 2010年8月17日
読了日 : 2010年8月16日
本棚登録日 : 2010年8月16日

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