原爆を体験した著者による、広島の被爆直前、当日、直後をそれぞれ描いた作品集。相当重たいテーマに対して、先ずはその文体の美しさに驚いた。有事が目前にて現実となった時、人々は何を思い日々を生きるのか。読んでいく内に東北の震災に思いが及び、その度に、作中の表現を借りれば「腸を抉られる」ような気持ちになった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年6月11日
- 読了日 : 2011年6月11日
- 本棚登録日 : 2011年6月11日
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