無限カノン三部作の1作目。
主人公の両親、祖父母、曽祖父母の出会いと恋が語られる。
曽祖母は蝶々夫人、その息子が祖父。祖父は通訳として占領軍と関わる。その息子である父は占領軍元帥の愛人を寝取る。そんな血脈を主人公は受け継ぎ、自身も恋が生きる目的とする人生を無意識に歩む。
二部への布石という役割は否めないが、それぞれが個性的であり共通点を持っている。本当に欲した人とは悲恋に終わるが、結果的には添い遂げる相手があり子も授かっている。まぁ、それはそれでな感じ。
やはり文章がきれい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年5月15日
- 読了日 : 2011年3月21日
- 本棚登録日 : 2011年3月21日
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