音楽科でチェロを専攻している男子高校生の高校生活3年間の話。
毎年ある文化祭やオーケストラの発表会などに加え、恋愛あり挫折ありの若き日の思い出。
音楽に情熱を注ぐ高校生たちや先生たちが主な登場人物なので当然音楽用語がたくさん出てくるのだが、フェルマータやらアルペジオやらデミュニジェンドやらを楽器を習ったことがない人には理解できるのだろうか?
あと、主人公の彼女だった女子がどうしても好きになれない。やることなすことが全て自分のため。相手のことを思ってやったことはひとつもなく、あげく主人公を裏切る。全く理解ができない。
物語としては全3巻、長いようであっという間に読める。主人公によって辞職に追い込まれることになる倫理社会の先生の話もおもしろい。
音楽だけでなく、そういった話も入ってくるのでそこまで音楽に親しみがない人でも読みやすいと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年1月6日
- 読了日 : 2017年1月6日
- 本棚登録日 : 2016年9月29日
みんなの感想をみる