恐怖の谷 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 光文社 (2008年1月10日発売)
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感想 : 42
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『ホームズシリーズ』の長編の四作目であり、最後の長編でもある。これも今までの長編と同じように二部構成になっている。
前半はこれまでと同じように、ホームズが主役で密室殺人を扱っているのだが、後半の部では実際にあった事件をモデルにしており、ホームズとは別の探偵が活躍する。

『回想』で突然現れた「モリアーティ教授」に対する因縁もきっちり書かれており「モリアーティ教授」の恐ろしさが伝わってくる。
個人的には、後半の部が今までの『ホームズ物』とテイストが完全に違っていて(推理というよりハードボイルド的)、すごく熱中して読めた。

次はいよいよ最後の短編、『事件簿』を読む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: シリーズもの
感想投稿日 : 2013年11月11日
読了日 : 2013年11月11日
本棚登録日 : 2013年9月5日

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