マイナス・ゼロ (集英社文庫) についてのShoさんの感想

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週末の歌舞伎町の喫茶店は騒々しかった。そんな中で何も聞こえないほど没頭してしまった。謎解きにはそもそも興味がない。しかし途中のモヤモヤ感は終末にカタルシスを迎える。タイムスリップものといえば、やはり異邦人の視線なのだ。ああ、この時代はこんな風俗なんだとか、この人の未来はこうなるんだとか、ありきたりなのだが楽しいのだ。しかもいい人ばかり出てくるノスタルジー。戦争に反対した共産党の姿にいくつか触れられているが、時代の一片として重要な描写だと思う。
出版社 / 著者からの内容紹介
1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械―それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。
2008年12月21日 01:44:08

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