消えたイングランド王国 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2015年12月17日発売)
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本棚登録 : 97
感想 : 8

 イングランドが統一される以前の七王国時代,大ブリテン島南部に領土を持っていたウェセックス王国のアルフレッド大王がまず統一の礎を築き,大王の息子エドワード長兄王が進入してくるデーン人との戦いを制し,大王の孫アゼルスタンが初めてイングランド国王を名乗ったのが924年。
 それから,ウィリアム征服王が即位しノルマン朝が始まる1066年まで142年間続いたイングランド王国の激動を,時の王や有力者,戦闘などを交えて物語風にわかりやすく解説した本。
 旅行などで主に必要となる英国王家の知識はノルマン朝成立以降のものであることが多いため,知識の網から抜け落ちていた時代の物語であるため大変興味深く面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2016年1月13日
読了日 : 2016年1月13日
本棚登録日 : 2016年1月6日

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