文句なしの面白さ。
綾辻行人という作家がこれほどまでに注目されている理由がわかる一作。
綾辻さんの作品は三段階の構成があると私は思う。
まず、事件が起こりその解決が行われる。
次にその館のギミックが明らかになり、
最後に真の解決が明らかになる。
後二つは前後するかもしれないが、本来ならそれぞれで一本ずつ書ける、というか書いてしまう。
それを一本の小説に凝縮することでこれほど魅力的な小説が生まれるのだと思う。
ミステリというジャンルの都合上詳しい話はいえないのだが、とりあえず読んで欲しい。
そこには十画館で味わったあの驚きがもう一度待っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年8月15日
- 読了日 : 2010年8月15日
- 本棚登録日 : 2010年8月14日
みんなの感想をみる