スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月15日発売)
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本棚登録 : 1064
感想 : 65
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家主である赤羽環の面接に受かった者だけが入居できるスロウハイツ。
脚本家として名が売れている環がある老人から譲られた元旅館の建物をシェアハウスとして使うことにしたのがスロウハイツであり、クリエイターを目指す若者を中心に部屋を貸すという話だったのだが、実際に入居が始まると一人、誰もが知るチヨダ・コーキという作家が入居者の中に混じっていた。

2017年8月26日、電子書籍にて読了。
かなり前に購入してあったのですが、電車の中で読む本がなくなったときに読み始めようと思っていたのでこのタイミングになりました。
章ごとに数名の入居者の視点で描かれているので、上巻ではまだ、どこに向かっていくのか分かりませんが、入居者それぞれが心に大なり小なりの傷を抱えているのが垣間見えます。
上巻の終盤で登場した新たな入居者によって、大きく動き出すのか、下巻を楽しみに読みたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2017年8月27日
読了日 : 2017年8月26日
本棚登録日 : 2017年8月25日

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