ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年1月24日発売)
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本棚登録 : 9956
感想 : 968
5

ブラックジャックの話が一番好きです。作品の背景や未収録作品の話など、手塚治虫の漫画家人生の一部が垣間見れて、私も栞子さんの話に引き込まれてしまいました。
『植物人間』の結末がすごく気になります。
栞子さんの名言「作り話だからこそ、託せる思いもあるんです。もしこの世界にあるものが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる……現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読むんです。」
物語を読むすべての人の胸の内を代弁した、私の大好きな言葉です。

クライマックスが近づいてるこの物語。
栞子さんの決断にはおおっとなりました。
ラストの意味深な終わり方は、もうひと波乱の予感です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年11月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年11月4日

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