これはよい短編集。
特にファシズム政権の国を舞台としたテナント少佐物の4編はブラウン神父のような逆転劇を見せてくれて面白い。そのような国で大義をつらぬく警察官であるというのは難しい。それ故に事件を解決するだけでなくそれ以上の手を打ってゆく探偵という特殊なキャラが生まれたのだと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ海外
- 感想投稿日 : 2010年8月23日
- 読了日 : 2010年8月14日
- 本棚登録日 : 2010年8月23日
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