昼は好青年の鑑識技官、実は血に飢えた殺人鬼であるデクスターが主人公のシリーズ第2弾。
今回の事件は被害者の状態がかなりグロいのでしんどかったが、相変わらずデクスターの語り口が面白くてどんどん読み進んでしまった。
人当たりのよい好青年の仮面をつけてひっそり殺人を楽しみたいデクスターが、義妹や恋人、彼のことを疑っている警官などのせいでままならない愚痴が楽しい。中でも恋人の子供たちとの関係は興味深い。
事件そのものはあまり詳細に描かれておらず、ちょっと不満が残ったが、全体としては主人公の設定の勝利。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ海外
- 感想投稿日 : 2012年1月17日
- 読了日 : 2012年1月17日
- 本棚登録日 : 2012年1月17日
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