twitterで岡本敏子さんの名言が心にとまり、どんな女性か気になって、彼女の恋愛観、女性観を知りたくて触れたくて読みました。
自分の好きという気持ちに素直に生きることで、見返りを求めない気持ちになり、人生をまるごと生きることを楽しんでいる、そんな敏子さんのありようを感じました。
本を読むまで、岡本敏子さんは、太郎さんに尽くした、内助の功を体現した最たる人かと、イメージしていました。
それが、なんとまあ、とっても自分の気持ちに素直で、芯があって、だけれども一所にとどまらない雲のような、かろやかさのある素敵な女性なんだとわかりました。
対話形式の本なのですが、敏子さんの言葉づかいがとても心地いいです。
いきいきとしていて、生々しくて、柔らかい、それでいていやらしくなく、清楚な、まるで若い女性の体のような言葉です。
イヤなもの、おかしいものをはっきりと言いきっているのに、心地よく響いてくるのが不思議です。
気になる言葉をノートに書き写すと、とっても心の栄養になりました。
一生大切にしたい言葉が、生き方がつまった、素敵な本です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月6日
- 読了日 : 2012年11月6日
- 本棚登録日 : 2012年11月6日
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