恋愛について、話しました。

  • イースト・プレス (2005年9月28日発売)
3.40
  • (25)
  • (41)
  • (96)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 384
感想 : 70
5

twitterで岡本敏子さんの名言が心にとまり、どんな女性か気になって、彼女の恋愛観、女性観を知りたくて触れたくて読みました。

自分の好きという気持ちに素直に生きることで、見返りを求めない気持ちになり、人生をまるごと生きることを楽しんでいる、そんな敏子さんのありようを感じました。

本を読むまで、岡本敏子さんは、太郎さんに尽くした、内助の功を体現した最たる人かと、イメージしていました。
それが、なんとまあ、とっても自分の気持ちに素直で、芯があって、だけれども一所にとどまらない雲のような、かろやかさのある素敵な女性なんだとわかりました。

対話形式の本なのですが、敏子さんの言葉づかいがとても心地いいです。

いきいきとしていて、生々しくて、柔らかい、それでいていやらしくなく、清楚な、まるで若い女性の体のような言葉です。

イヤなもの、おかしいものをはっきりと言いきっているのに、心地よく響いてくるのが不思議です。

気になる言葉をノートに書き写すと、とっても心の栄養になりました。

一生大切にしたい言葉が、生き方がつまった、素敵な本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月6日
読了日 : 2012年11月6日
本棚登録日 : 2012年11月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする