明治の開拓期から太平洋戦争終結時期までの一人の女性の人生と時代背景が壮大なスケールで描かれている。久しぶりに本から手を離せなくなる経験をした。
とりわけあの時代、人々がなぜ無謀な戦争へなだれ込んで行ったのかが、家族の物語とともにわかりやすく書かれている。
その中で、無知であることを装う卑怯さ、流れに身を任す狡さが主人公の筋の通った発言との対比で明らかに語られている。
北海道を知るために読み始めたが、久しぶりに本を読むことを堪能した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
北海道
- 感想投稿日 : 2015年11月9日
- 読了日 : 2015年11月9日
- 本棚登録日 : 2015年11月6日
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