藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

著者 :
  • 新潮社 (2014年3月18日発売)
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本棚登録 : 358
感想 : 47
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里山資本主義を読了後、タイトルが気になって手に取ったら同じ著者でした。

メディアが流布していること、政府や野党が声高に叫んでいること、一般的に思い込んでいること等々、イメージの世界と現実の実態との乖離をまざまざと感じさせられました。

第四章の農業に関する対談中に「数字をチェックしないで嘆いている」という発言がありましたが、これはすべての分野で言えることではないかなと思いました。
実態がどうあれ、先行するイメージに囚われて喜んだり嘆いたり、危機感をあおったり。けれど現実は、そこまで楽観視できなかったり、逆に悲観するようなことじゃなかったりと、思い込みの逆である場合が少なくない。

もっと冷静に物事を見て、判断できるようにならなければ。そして、なにより学ぶことと、見ることと、体験することを怠ってはいけないなと痛感しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・政治
感想投稿日 : 2015年8月2日
読了日 : 2015年8月2日
本棚登録日 : 2015年8月2日

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