森見登美彦の本を初めて読んだ。
言葉の使い方がとてもきれいで驚いた。
初めてだったので短編集のこちらの作品から読んだが、宵山の怪しい雰囲気にすぐにのみこまれてしまった。赤い浴衣を着た少女たち、髭もじゃの丸坊主、巨大な金魚、そして宵山様...物語がつながり、展開していく中でわたしの脳内でも、宵山が何度も繰り返されるのだ。
なんとも上手い。
祭りに赴いたらこの不思議な空間をふと思い出しそうだ。その時は、時を超えて迷子にならぬよう気をつけておかないと、ね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ホラー・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年6月17日
- 読了日 : 2014年6月16日
- 本棚登録日 : 2013年1月16日
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