全共闘運動の後半に入る。やはり文献資料を吟味し、その実証的研究は評価できる。いかに当時のマスコミ、政党機関紙が事実を歪曲していたかがわかる。取りあげられているのは「武装闘争」に突入した、いわば「最前線」である。ないものねだりだが、杉の棒での防衛、ハンスト、討論会など多様な形態の闘争は存在した。
だからあくまでも「最前線」のマスコミなどで取り上げられた部分の記述であるので、それを考慮に入れないと誤解を生む危険性がある。
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カテゴリ:
研究書
- 感想投稿日 : 2013年7月30日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年7月30日
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