待ちに待った《古典部》シリーズ第5段、文庫化!!
ということで、さっそく発売日に一気読みしました。
『遠まわりする雛』から、高校2年生になった奉太郎たちの成長を感じられる1冊でした。
特に、えるちゃんをはじめとした、古典部メンバーに対する奉太郎の姿勢は素直になったなぁと思いました。
入部受付での他愛ない会話を聞いたら、私も古典部に入部希望だします。
ところどころの、わかりにくいジョークや突っ込み、言葉遊びが軽快で心地よいです。
いつもどおり、気付かないうちに散りばめられた伏線が、最後に回収されて行くのはさすがでした。
米澤先生の作品の魅力のひとつである、切なさが残るさわやかな読後感は健在です。
1年生の時にクラスメートだった何某くんと奉太郎の間で、なにがあったのか、私、気になります。
いつかのための伏線だったらいいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
米澤穂信
- 感想投稿日 : 2012年6月22日
- 読了日 : 2012年6月22日
- 本棚登録日 : 2012年6月22日
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