掛けたくなる軸

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2011年1月20日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 7
4

「伝える職人になりたい」山口智子は言う。
 日本にはいっぱい、いいものがある。それを伝えたいという。
 「どうやって、うるしを口で感じてもらえるか?」
 使う人のわがままと職人のわがままがワイングラスをうるしで
 包んでしまった。そんなグラスも本をかざる。
「自分も世の中の借景である。」
 生きている空間も含めて物とかに敏感になる。
 物も人も緊張感をもって、世の中の風景に溶け込む。
 そして、日本は空気と同じものと気づく。
 豊潤な言葉と美しい写真。「掛けたくなる軸」は
 あげたくなる本です。
 

 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年3月26日
読了日 : 2011年3月26日
本棚登録日 : 2011年3月26日

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