世界と音程が合わない。
飲み会が苦手だったり、飲食店ではコートを脱ぐか脱がないかで
迷い続けたり、世の中に対して自然に振る舞えない穂村さんの
ダメっぷり全開のエッセイ。
「わかるわかる」と思う部分あり、「いや、私はここまでじゃないぞ」と
思う部分あり。
普段感じている生きづらさというと大げさかもしれないけど
生活の中で感じる周囲との違和感を穂村さんが文章にしてくれて
救われたような気がした。
何より「世界音痴」というタイトルがかっこいい。
太宰治の「人間失格」並みにかっこいいと思う。
この本を面白いという人とは友達なれそうな気がする1冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年12月28日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年12月23日
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