前哨 (ハヤカワ文庫 SF 607)

  • 早川書房 (1985年4月1日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 14
5

 クラークの短編集。テンポの早い話なので、電車の中で読むのにぴったり。難解な作品もあるが、総じてすばらしい。中でも、「前哨」は2001年宇宙の旅の原点と言える作品である。でも私は長編が好きだな。

作品は以下のとおり。

 1.第二の夜明け
 2.おお地球よ
 3.破断の限界
 4.歴史のひとこま
 5.優越性
 6.永劫のさすらい
 7.かくれんぼ
 8.地球への遠征
 9.抜け穴
10.遺伝
11.前哨

 本題は「地球への遠征」であるが、2001年宇宙の旅の元になった作品として、前哨がタイトルになっている。短いだけに中身が濃い作品ばかりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2011年9月15日
読了日 : 1991年9月10日
本棚登録日 : 1999年11月30日

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