ハームフル・インテント: 医療裁判 (ハヤカワ文庫 NV ク 2-8)

  • 早川書房 (1991年4月1日発売)
3.89
  • (4)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 40
感想 : 1
2

長すぎる作品

 前に読んだ「ブレイン」によく似たタッチの医学活劇。

 ハームフル・インテントとは他人を傷つける意図という意味である。

 今回の主役は麻酔医で、医療事故に見せかけた毒物による無差別殺人の全貌をあばくというもの。多少の(途中で予想される)どんでん返しがあるものの、550頁も使うと全体的には単調で飽きてくる。

 保釈中の麻酔医がそんなに活躍できるの? という素朴な疑問が最初に浮かんでしまうので、後が楽しめないという私だけの悪さがあるのもしれないが、少なくとも「医療裁判」というタイトルは不出来だな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンス
感想投稿日 : 2011年9月16日
読了日 : 2005年11月10日
本棚登録日 : 2011年9月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする