美女と竹林 (光文社文庫)

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著者 : 森見登美彦
spring18ticketさん エッセイ 自伝 回顧録   読み終わった 

えぇぇぇ?!!!これ、エッセイ集だったのか。。

妄想随筆集。表紙もタイトルも雰囲気があったから、また森見ファンタジーが楽しめると思っていたのに残念。いや、作者のあたまの中、言ってること、やってることは彼の十八番のアホ学生たちとなんら変わりはないようなんだけど、なぜかエッセイ形式になると楽しめませんでした。

一躍人気作家になり締め切りに追われる毎日。以前は趣味だった小説を本職にしてしまったからには他に趣味もなく、このままのほほんと暮らしていてはやがてネタも尽き、読者に飽きられてしまうのは時間の問題だ!という漠然とした将来への不安に駆り立てられて、小説家森見登美彦氏、多角経営を目論みます。新しい道とは何か、それは竹林だ!とムリヤリ思いつき、友人や編集部を巻き込んで知人の所有する竹林整備に乗り出します。

どう見ても竹林経営だなんて現実逃避にしか見えないですが、筋肉痛と戦いながらも著者はちゃっかり竹林整備を楽しんでいるようです。鬱蒼とした竹林に少しずつ日の光が差し込むにつれて、心が澄んでくるような感覚も味わえるんだとか。こうやって上手くは説明出来ないし実用的なアイディアでもないけれど、何となく侘び寂びを感じる美しさ (竹林もその一つ) に心惹かれる森見氏の琴線が、彼の小説のベースになっているのでしょう。

レビュー投稿日
2011年3月14日
読了日
2010年12月25日
本棚登録日
2013年12月1日
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