探偵小説のためのゴシック 「火剋金」 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月8日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 20
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「言葉にしないで求めてばかりって甘えてる。みんなが自分を好きになってくれるなんて甘えてる。誰もが最後は肯定してくれるなんて甘えてる。ヒトは解りあえない。でも解りあう努力をしないなんて甘えてる。そして最後に解りあえなかったことを愚痴るなんて甘えてる。ヒトとヒトは解りあえないかも知れないけど。それを納得できないのは幼い証拠だ。そして。それでも新しい言葉を紡いでゆかなきゃいけないんだ。ヒトとヒトとは解りあえると、信じて。それが大人になるってことなんだよ。」シリーズ5作読了。なるほど。こうして天帝シリーズに繋がるのか。シンプルで良かった。次は何を読もうかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年12月27日
読了日 : 2012年12月26日
本棚登録日 : 2012年12月26日

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