杖下に死す (文春文庫 き 7-10)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年9月5日発売)
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本棚登録 : 262
感想 : 26
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大塩平八郎の乱を作者の分身ではないかと思わせる架空の主人公、光武利之の視点から描いた作品。その思いは北方版『三国志』、『水滸伝』へと繋がって行くと感じさせる。だが、もう一つ胸が弾まないは、光武が傍観者のままであったのではないだろうか。大阪に蠢く深層にも言及されているが、これも生かされているとは感じさせない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2011年12月15日
読了日 : 2011年12月15日
本棚登録日 : 2011年12月15日

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