大塩平八郎の乱を作者の分身ではないかと思わせる架空の主人公、光武利之の視点から描いた作品。その思いは北方版『三国志』、『水滸伝』へと繋がって行くと感じさせる。だが、もう一つ胸が弾まないは、光武が傍観者のままであったのではないだろうか。大阪に蠢く深層にも言及されているが、これも生かされているとは感じさせない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2011年12月15日
- 読了日 : 2011年12月15日
- 本棚登録日 : 2011年12月15日
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