いつでも会える (ハートフル菊田まりこの絵本)

著者 :
  • 学研プラス (1998年11月17日発売)
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ぼくはシロ

ミキちゃんのイヌ

ぼくは、いつも楽しくて、うれしくて、
しあわせだった。


大好きな飼い主を突然亡くした犬のシロが
悲しみを乗り越えていく姿を描いたなんとも胸をうつ絵本です。

飼い主である子供が
動物より先に亡くなってしまうというストーリーが
かなり衝撃的で
当時話題になりました。


自分自身、今まで数え切れないほどの別れを経験してきたけど、
そのたびに傷ついて傷つけて、
いつも同じところで
つまづいて泣いています。


いろんな別ればかりの世の中やけど
人が成長していくためには、
別れは絶対に必要なこと。


それは大人であっても子供であっても
すべて同じだと思う。

だからこそ小さな子供にも読んでほしいし

自分がいつか死ぬということを感じ続けていたい。
楽しいことや美しいことをもっともっと知りたいし
後悔なんてしたくない。


この作品を読んで
いろんな別れを恐れることなく
いつか来るその日のために
楽しい思い出をたくさん作っていきたいって思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2010年3月4日
読了日 : 2010年3月4日
本棚登録日 : 2010年3月4日

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コメント 1件

円軌道の外さんのコメント
2012/04/26


j-gardenさん、
コメントありがとうございます!(^O^)

ツラい思いをされたんですね…



自分は
幼い頃から
親父を含めて
沢山の近しい人を亡くしてきたし、
阪神淡路大震災を経験しています。


本当に怖かったし、
もう絶対に
これで死ぬんやって思いました(>_<)


この地震によって
沢山の友達や仲間が死んでいきました。

生きてる人と
死んじゃった人の違いってなんやったんやろうって、
すごく考えさせらたし…


俺はなんで
生かされたんやろうって。


いくら考えても答えなんて分からんけど、
生きたくても生きれなかった人たちのためにも
1日1日をムダにすることなく、
一生懸命生きていかなきゃ、
バチが当たるって
今は思います。


年をとってありがたいのは、
若いころ見えなかったことが
ようやく見えるようになることですよね。

だから生き続けてると
生きてて良かったと思える日が
必ずくる。


親しい人を亡くして戸惑っている人もいるだろうけど、
必ず時間が解決してくれます。


だから生き続ける。


そうすれば
亡くなった人の笑顔を見る時が必ず来る。


哀しみにも終わりはあるって
自分は信じてます。


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