江戸ものBL。浅草のボロ長屋に同棲している伊達男の卍×元陰間の百樹の、甘々な日常を描いたストーリーでした。絵が素晴らしいだけじゃなく、時代考証が完璧でリサーチがすごくて、リアリティ感抜群でした!!
ストーリーも面白かった~!
卍兄とももの想いの深さが、直球で伝わってきました。二人のHは、江戸の背景が醸し出す色気が強烈で一度知ったらクセになる味わいです(笑)
江戸の風景だけじゃなく、べらんめえ口調だとか風習だとかあれこれ豆知識がてんこ盛りで、BLで萌えたのと同じくらいの分量で勉強になりました。
特に陰間茶屋に関して、本当に詳しく描写されていて思わず読み返してしまいました。ももは江戸っ子だと思ってたら、そうじゃなくて。お兄さんは上方ことばなんですよね。
どうやら商売として上方の子供が気性もおとなしいことで人気があったからという理由が判明して…
ももが卍と出会うまでの陰間茶屋での日々が、ちょっと辛かったです。
でもどん底があったからこそ、これからは幸せにラブラブでいてほしいと願わずにはいられません。
エロ的には、文句なしに濃厚エロスでした。褌とか月代とか、江戸時代ならではのBLで萌えました。
おぼろげだった江戸BL妄想が、ものすごーく鮮明になった感じ(笑)
ももと出会うまでの卍兄さんがどんなふうだったのかもすごく気になります…!それは続きで明らかになるんでしょうか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
♥BLコミックス♥
- 感想投稿日 : 2017年3月30日
- 読了日 : 2017年3月30日
- 本棚登録日 : 2017年3月30日
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