エロBL王道。昭和の香り漂う「官能小説」です。
目新しいものは何もなく、ちょっとレトロな郷愁さえ呼び覚ます設定です。あえて言うなら、3Pで2輪挿し?
媚薬を扱うのが生業の兄弟に弄ばれる七瀬が、しだいに身も心も全開していくストーリー。説明不要のベタな話なので、エロ中心に読んで、エロ以外に何も期待しないで読むといいんじゃないでしょうか?もしかして、実用書??
読後感は悪くないし、どのページ開いてもそんなシーンばかりなので、ある意味満足できます。七瀬が媚薬で目覚めて、だんだん淫らな関係に溺れていく過程を痛く思うことなく、楽しんで読めます。
個人的にはもっと痛くてもっと甘いのが好きなので、あんなことやこんなことしてるわりには残念ながら萌えを感じること皆無でした。ちょっとひねりがないんですね…「えーっ!?」みたいな、まさかの展開、隠し味が全然ない。
量はたっぷりなのに意外にあっさりしてる?ので、3Pや2輪挿しなど敬遠しながらも気になっていた人はどうぞ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
西野花
- 感想投稿日 : 2011年2月22日
- 読了日 : 2010年4月30日
- 本棚登録日 : 2010年4月30日
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