大正浪漫。好きな世界観でした。絵柄と話の内容がドンピシャ、はまっています!
幼馴染みはいいですね。そして、想いあうけれどすれ違う二人の姿を時の移り変わりの中でゆっくりじっくり描いているところもいいです。
大正時代だからこその、切なく悲しく美しい想いが胸に響きました。制約や障害が多ければ多いほど恋が燃え上がり、それを乗り越える恋人同士の姿に感動して涙。現代ものじゃ絶対出せない萌え感です。
そんなロマンティックな大恋愛に久々に遭遇できました。
分厚い一冊なので読み応えは充分なんですが、それでももう少し掘り下げてもらいたい箇所もあったしあの人はどうなったのか?と気になる登場人物もちらほら。
王道だなと思う場面もあり、何となく展開も読めてしまう部分もあったけど、そんなすべてが最終話でやられました…
泣けたし萌えた…
今までずっと自分の恋心に後ろ向きだった麻倉が、始めて真正面から正直に、そしてありったけの熱情をむき出しにする場面は感動の極致でした。
麻倉の言葉を思い出す度に、涙がこみあげます。
安堵できるラストの描き方もよかったです。
「餞」も想定外に萌えました。強力に私的ツボ!色香がハンパないです。
男同士が愛し合って一緒に暮らすには困難だろうと容易に想像がつく二人の未来ではあるのですが、それでもすごく幸せだったはずと確信できて、また感動しました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
♥BLコミックス♥
- 感想投稿日 : 2014年6月11日
- 読了日 : 2014年6月11日
- 本棚登録日 : 2014年6月11日
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