「一瞬でいい」そう思ったあの日。あの「一瞬」がなかったら、そう思える出来事。誰でもそんな思い出を抱えていると思う。
運命に翻弄されながらも稀世の逞しくしなやかに生きる姿、創介の男気と芯のある生き方、未来子の心の成熟していく様。
人は誰しもひとりでは生きていけない、生かされているんだ、と訴えかけてくる。
そのうえで「誰も貴方を救ってはくれない。変わるのは自分次第だ。」と。
読み終えた後、「そして貴方はどう生きたいの?」と問いかけられた気がした。他の唯川作品とは違った味わいで、何度もリピートしている。
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- 感想投稿日 : 2012年12月29日
- 本棚登録日 : 2012年11月3日
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