一瞬でいい

著者 :
  • 毎日新聞社 (2007年7月20日発売)
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本棚登録 : 496
感想 : 77
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「一瞬でいい」そう思ったあの日。あの「一瞬」がなかったら、そう思える出来事。誰でもそんな思い出を抱えていると思う。
運命に翻弄されながらも稀世の逞しくしなやかに生きる姿、創介の男気と芯のある生き方、未来子の心の成熟していく様。
人は誰しもひとりでは生きていけない、生かされているんだ、と訴えかけてくる。
そのうえで「誰も貴方を救ってはくれない。変わるのは自分次第だ。」と。
読み終えた後、「そして貴方はどう生きたいの?」と問いかけられた気がした。他の唯川作品とは違った味わいで、何度もリピートしている。

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感想投稿日 : 2012年12月29日
本棚登録日 : 2012年11月3日

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