東京近江寮食堂

著者 :
  • 光文社 (2015年3月18日発売)
3.38
  • (11)
  • (44)
  • (58)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 315
感想 : 43
5

夫が10年前に失踪し、今年になってその夫からはがきが届く。そのはがきの消印を頼りに滋賀県から東京に出てきて夫を探そうとする59歳の女性の話。
近江寮という安い宿泊施設に泊まりながら、そこの泊り客やオーナーとかかわる中で食の大切さや病、呆けることなどいろいろと描かれている。

ヨシ子おばあさんの「焦っても仕方がないよ。目の前のごはんを大切にするんだ。目の前のことに集中するんだ。毎日を大切にすれば、想いのかなう日がきっとくる。がんばって生きていくんだ。」という言葉が印象的。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月15日
読了日 : 2016年12月15日
本棚登録日 : 2016年12月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする