夫が10年前に失踪し、今年になってその夫からはがきが届く。そのはがきの消印を頼りに滋賀県から東京に出てきて夫を探そうとする59歳の女性の話。
近江寮という安い宿泊施設に泊まりながら、そこの泊り客やオーナーとかかわる中で食の大切さや病、呆けることなどいろいろと描かれている。
ヨシ子おばあさんの「焦っても仕方がないよ。目の前のごはんを大切にするんだ。目の前のことに集中するんだ。毎日を大切にすれば、想いのかなう日がきっとくる。がんばって生きていくんだ。」という言葉が印象的。
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- 感想投稿日 : 2016年12月15日
- 読了日 : 2016年12月15日
- 本棚登録日 : 2016年12月15日
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