夜は短し歩けよ乙女

  • KADOKAWA (2006年11月29日発売)
3.90
  • (2335)
  • (1635)
  • (2103)
  • (261)
  • (129)
本棚登録 : 12632
感想 : 2258
3

ディティールが楽しい、連作短編集。
表題作の李白老人の「電車」は見事な壮麗さだし、三話目でヒロインが鯉のぬいぐるみを背負う姿はたまらなくキュート。
物語としては単に青年が乙女を追いかける、それだけなのだけど、それだけのことも言葉と想像力を尽くして描くと愛らしい作品になるんだなぁ。
古本市の神様なんて、発想がとても素敵。
ただ、相手の意思を確認もしないで付け回す主人公には最後まで苛立ったけど…。
節子、それシャイやない。自己中や。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月14日
読了日 : 2016年7月14日
本棚登録日 : 2016年6月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする