日本の名随筆 (別巻3) 珈琲

制作 : 清水哲男 
  • 作品社 (1991年5月1日発売)
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本棚登録 : 39
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「宗教は往々人を酩酊させ官能と理性を麻痺させる点で酒に似ている。そうして、コーヒーの効果は官能を鋭敏にし洞察と認識を透明にする点でいくらか哲学に似ているとも考えられる。(寺田寅彦)」

タイトル通り、珈琲に関する随筆を集めたもの。
引用した寺田寅彦のものと、田山花袋が國木田独歩の家について書いたものが良かった。
あの頃は素晴らしかったのに今はというテイストのものが結構多くて少し疲れたが、珈琲は幸せな記憶と結びつくことが多いのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年10月19日
読了日 : 2016年10月19日
本棚登録日 : 2016年9月27日

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