みかんばこ»
かなり偏った嗜好の本と読む人にやさしくない感想…!!
レビュー by スミコさん
舞台は昭和63年の札幌。天才的な奇術師・吝一郎の屋敷で行われた彼のカムバック公演まさにその最中に本人が殺される。しかも状況は何重にもめぐらされた密室状況。その後さらに事件はとどまるところを知らず、そのすべてが密室の様相を呈し…??
見ただけでお腹いっぱいになる分厚い本の隅から隅まで密室です。よくまあここまで考えたなと。出尽くした感のある密室トリックですが、マジックのミスディレクションの考え方とあわせたりしてうまく料理されてたと思います。密室好きなら読んでて楽しいかも。(ちなみに私は厳密にはあれはアンフェアだと思うんだけれども、それを些事だと思わせるくらいのボリュームだった。)物理的な密室トリックは往々にして難しい&せせこましくなるので自力で解こうとは思わず(案の定解けるレベルじゃなかった)とりあえず犯人当てに徹してみました。当たるには当たりましたが、結構気づかなかった細かい伏線がちゃんとあってびっくり。おおー。よくできてる。
ところで、探偵役の美希風くんがあまりに頭が切れすぎて可愛げがないと思ったのは私だけでしょうか…。よくも悪くもシリアスすぎる話だった…。
登録日 : 2009年10月06日 21:13:01


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